2025/07/24
投資家である買主様は、時として──
どれほど社会的に優れた立場の方であっても、不動産の購入という場面では、
どうしても「限られた視点」に囚われてしまいがちです。
「できるだけ良い情報を、誰よりも早く手に入れたい」
「自分だけが特別扱いされたい」──
そうした思いが強くなるほど、視野はどうしても狭くなり、
全体のバランスや物件の背景、そして売主様の立場が見えにくくなってしまう。
私はその“偏り”を少しでも整え、
取引の出発点を公平な場所に戻すために、
原則として「楽待」にてオープンに情報を公開していく方針です。
そしてそれは、買主様のためだけではありません。
実は、私自身のためでもあるのです。
私は営業として、“勘”を失いたくありません。
この物件は反響があるか、ないか。
価格設定はどうか、魅力はどこにあるのか──
日々の反応の中から、自分の目利きと判断力を磨き続けたいのです。
これは一切の甘えを許さず、
不動産仲介の“プロ”として立ち続けるための、自分への鍛錬でもあるのです。
そこには、買主様の視野を整えるための仕組みと、
営業としての自分を磨き続ける覚悟──
その両方が、込められているのです。